『チーズ染め』と『綛染め』の二種類の形状の糸に分かれます
『チーズ染め』
糸をコーンに巻いている状態のまま染めます。
その形がチーズを連想させるところからこの名前がついたと考えられます。
弊社では主に『色見本』を染める時に使用します。
『綛染め』
綛の状態のまま染色します。
綛は染色後乾燥させ,綛の状態のまま出荷したり、
チーズの形状などに巻き直してから出荷します。
綛の状態で糸が入荷されます 染め上がった後(乾燥中です)
染めの方法として『データ染め』と『勘染め』があります
『データ染め』
CCM(Computer
Color Matching)
コンピューターカラーマッチングというシステム。
コンピューターを駆使して色の調合を行います。
染料の割合を精密に出しますので、色合せの精度はかなり高いものになります。
データ染めの利点は・・・
@数字で染料の配合分量が管理できるので、
リピートの際、色ぶれが最小限に抑えられます.
A染色堅牢度が上ります。
B染職人の後継者不足に対応して行くことが出来ます。
『勘染め』
熟練の技が生きる勘染め。
画家がパレットの上で少しずつ絵の具を混ぜるように、
染職人が勘で染料を調合してゆきます。
職人の個性が出る伝統工芸の技。
弊社の『草木染め』はこの技法で染められています。